AC/DC @さいたまスーパーアリーナ

昨日、AC/DC のライヴに行ってきました。
さいたまスーパーアリーナ


9年ぶりとなる、平均年齢56歳のモンスターバンドの来日。
しかも、現ボーカリストライアン・ジョンソン (62歳)になってから
30周年の節目を迎えた4度目の来日だ、ということで
前ボーカリストボン・スコット の30周忌でもある。
結成してから約30年間、1度も休むことなくアルバムをリリースして
ライヴをやり続けたバンドを生で見ることはなかなか出来ない。
しかも、それがハードロック・バンドだったら なおさらだ。


AC/DC は日本での評価は今ひとつだけれど、
30余年の間で15枚ものアルバムを出し、
世界中で通算1億5千万枚以上の売上げを出している。
約2年に1枚って計算だ。スゲー。
しかも、どれも名曲揃いの完成度の高いアルバムを2年に1枚。
特に、80年発表のアルバム "Back In Black" は、
マイケルの "スリラー" に次ぐ歴代2位の売上げで
英語圏の白人層では、一家に一枚のロックアルバムと
言われているくらいだ。


こんなことを踏まえたうえで AC/DC のライヴの感想ですが
世界最強のライヴ・バンドと言われる通り最高のライヴだった。
年齢を感じさせない、と言ったら言いすぎだけれど
ステージを隅々まで走りまわる姿は最高だ。
平均年齢56歳が走ってるんだ。それだけでも熱狂したくなる。
しかも、聞いてすぐに AC/DC だと分かる
ブライアンのエッジの効いた歌声に
半ズボンがトレードマークの小柄なアンガスの
リズミカルでパワー溢れるパフォーマンスを魅せつけられたら
余計に応援ぜすにいられない。
特に AC/DC の象徴、アンガス・ヤング
ギタープレイには 『スゴイ』 としか言いようがない。
見ていて楽しくなるし、いつまでも見ていたい。
観客はみんな角をつけて、それに応えていた。
拳を突き上げて、一緒に歌って、叫びまくってた。





17時に開演してから約2時間の手抜きのないライヴは
ほんと、あっという間だった。
まさに、thunderstruck
終わった後で、聞けなくて残念って曲もあったけれど
ヒット曲が多い彼らにそれを求めるのは酷というもので
それでも十分な内容でした。
そんな彼らのセットリストがコチラ↓。


Rock N' Roll Train
Hell Ain't a Bad Place To Be
Back In Black
Big Jack
Dirty Deeds Done Dirt Cheap
Shot Down In Flames
Thunderstruck
Black Ice
The Jack
Hells Bells
Shoot to Thrill
War Machine
High Voltage
You Shook Me All Night Long
T.N.T.
Whole Lotta Rosie
Let There Be Rock
<アンコール>
Highway To Hell
For Those About To Rock (We Salute You)

"T.N.T." で会場はまさに1つになってた。
「オイ! オイ! オイ!」 って、すごかったなー。




AC/DC - T.N.T.



日本での残すライヴは、3/16 @大阪京セラドーム のみ。
明日行く人は、期待して行ってください。
その期待以上のライヴを AC/DC は演ってくれる。











ちなみに、AC/DCiTunes での楽曲販売をしていない。
アルバム単位でどうしても伝えたいんだって。
いっぱいリリースしているけれど、1枚1枚に
こだわり持って作っているからとの理由だ。
アルバムを聞けば言ってることがうなずける。
だからぜひ、アルバムを買って聞いてもらいたい。


ここまでいろいろ書いたけれど、僕が AC/DC をここまで
好きになったのはつい最近で、実はまだまだ浅いんです。
でも、CD聞いて 映像見て 彼らのこと調べて ライヴ見たら
もう完全に虜になりました。
ほんとは もっともっと魅力を書きたいし、話したい。
ここまでカッコイイんだって気付くのが遅すぎた。
こんな気持ちになったのもお久しぶり。
スゴイなー、AC/DC
年齢なんて関係ないんだねぇ。
こんなカッコイイおじいちゃんに、僕もなりたいぜ。