!!! / Strange Weather, Isn't It?

1日経って、とりあえずサッカー熱も落ち着いた。
次戦は29日の火曜日23時キックオフ。
見逃せない戦いが そこにはあるぜ。



さて、今日は どんよりしたお天気模様です。
来週は ずっとこんな感じらしい。
ということで、こんなお天気に負けないような
今1番カッコイイと思えるアルバムを 今日はご紹介。
それは "!!! (chk chk chk)" の 4thアルバム
"Strange Weather, Isn't It?" だ。



Strange Weather, Isn't It ? [帯解説・歌詞対訳 / ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC261)

Strange Weather, Isn't It ? [帯解説・歌詞対訳 / ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC261)

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評判の良かった前作の3rdアルバム "Myth Takes" から3年、
それを上回る ビッグ・ボム を落としてきた。
聞いた瞬間に、"エグイ" カッコよさが 随所に聞かれる。
ヘッドホンして聞けば、間違いなく ブッ飛ぶ "エグさ" だ。



今回のアルバム、基本的なサウンドに変わりは無いけれど
チック・チック・チック 独特のファンキーさが格段に増した。
なんでも、プロデューサーに DFA でハウス・エンジニアとして
活躍してきた エリック・ブルーチェック を起用したとのこと。
このエリックという人、過去の LCD SOUNDSYSTEM の作品で
ミュージシャンとしてもクレジットされているほどの人物。





しかし、この "エグさ" は これだけで表現出来るものではない。
メンバーの脱退 ・ 不慮のエレベーター事故での急逝 などがあって
オリジナルメンバーの半数を失ってしまった彼らの "念" も
グルーヴ として音に表れているんじゃないかと思う。
特に アルバム ラストの曲 "The Hammer" には、急逝したドラマー
ゲルハルト“ジェリー”フックス の名前が唯一クレジットされている。
そのラストに向けて、間違いなくテンションがアガってくる内容だ。



様々な問題を経て出来上がったアルバム
"Strange Weather, Isn't It?" 。
"なんか おかしな天気じゃね?"
と異変を感じながらも 何事も無かったかのように、淡々と
リアルなまでに混沌でポップなアルバムに仕上げている。



ここが終わりなんかじゃない。
ここからが !!! の第2章の始まりなんだ、と。



今年のフジロック!!! は ヤヴァい気がしてならない。