「あしたのジョー」 実写映画化について

< 「あしたのジョー」山Pで実写化 >


こんな記事を見つけた。
批判的なことやネガティブなことは なるべく書かない
ってことを信条に日記を書いてる僕ですが、
この記事には正直ガッカリなので、ちょこっとツッコミたい。


大好きなマンガが取り上げられて実写化するというのは
マンガファンとしては嬉しい。
しかも、大好きな梶原マンガの あしたのジョー が実写化。
あしたのジョー といえば、スポコン・マンガの先駆けだ。
スポコン・マンガとは スポーツ・根性 をテーマにしたマンガのことで
あしたのジョーをはじめ、
巨人の星タイガーマスク柔道一直線 などがある。
すべて梶原一騎が作り出した作品だ。
分かりやすくいうと、目から炎が出てるようなやつです。


実際マンガを読めば分かるけれど、ただ根性があるだけの
スポーツ・マンガってわけじゃない。
それ以上に、個々の人間の心理描写が上手く書かれていることが
読者の心を惹きつけていると思う。
ただ 強い、見た目がカッコイイってことじゃなくて
その人物の スタイルや生き方に グッとくるんです。
スポコン・マンガっていうか、人間ドラマンガなんです。



お話しを始めに戻して、改めてこの記事を読むと
山Pの肉体美に期待 とか
CG技術で迫真の試合映像を作り出す とか言ってる。
はっきりいって、んなこと どうでも良いんだー。
「ロッキーを超える自信」 なんて、全くいらない。
"あしたのジョー" の何を伝えたいのか、
誰にこの映画を見てもらいたいのか、
この記事からだと、意図がさっぱり分かりません。


記者が勝手に書いた文章だったら監督さん、ごめんなさい。
でも、これだけは言える自信がある。
ロッキーを越えたとしても、ちばてつや氏が書いた
マンガには遠く及ばないだろう、と。
ちば氏も、あの迫力はもう書けない、と言ってるくらいだ。
だから、あしたのジョー を見たことない人は
映画よりも先にマンガを読んでもらいたい。









偉そうなこと書いちゃったけれど、
あしたのジョー のような作品が
再評価されるのは ファンとして本当に嬉しい。
これを機にもう一度、梶原一騎を再評価してほしいなあ。





今日は ちょこっと熱くなってしまった。
この調子で1週間、またがんばろー。



ちなみに、ジョー役、今なら松田翔太のが合ってる気がする。
個人的には、今となっては不可能だけれど
若い頃の渡瀬恒彦がベストだ。